ドゥンガのブラジル代表が復調気配
2010年W杯南米予選で、最近4試合のうち3試合で無得点と攻撃が不振だったブラジルが復調してきた。12日、敵地でベネズエラに4-0で大勝。得点者はカカとアドリアーノ、ロビーニョ(2点)で、カカは11カ月ぶりの代表復帰戦で点を取り、アドリアーノも2年前のW杯ドイツ大会以来のゴールを奪った。
昨年のFIFA年間最優秀選手のカカは故障で代表から遠ざかり、代表への忠誠心の欠如を批判されたこともあったが、前半6分に価値ある先制点。「戻ってこられて最高だし、復帰戦で得点できてなおいい。こういうプレーを続けたら(ブラジルは)負けない」と得意顔だった。
ベネズエラでは飛行機に1時間半閉じ込められ、宿舎ではディスコの音がうるさくて安眠できず、選手4、5人が食事が原因で体調を崩した。ドゥンガ監督によれば、ブラジルが敵地で戦うときにはよくあることだという。困難を乗り越えての勝利に満足げだったが、一方で「ブラジルは対戦相手にいつも敬意をもって接してきた。逆にわれわれにもそうしてほしい」と不満も漏らした。(共同)
[2008年10月14日16時43分]
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