ブラジル4発で圧勝カカ復帰弾/W杯予選
<W杯南米予選:ブラジル4-0ベネズエラ>◇12日◇ベネズエラ・サンクリストバル
ブラジルがベネズエラに4-0で圧勝した。11カ月ぶりに招集されたMFカカ(26=ACミラン)が、鮮やかなゴールで復帰戦を飾った。06年W杯以来の代表入りとなったFWアドリアーノも追加点を決める「復活祭」。チームはアルゼンチンを得失点差でかわし、2位に浮上した。エクアドル-チリ戦では、両軍合わせて3人の退場者が出る乱戦。試合はエクアドルが1-0で勝った。
カナリア軍団の背番号10が、11カ月ぶりの代表舞台で躍動した。前半6分、カカは敵陣中央でパスを受け、流れるようなドリブルで右サイドを突破。あっという間にペナルティーエリアに入り、難しい角度からゴール右上隅に決めた。
カカの一発は、ゴールラッシュの呼び水となった。同10分にはFWロビーニョが続いた。「対戦相手はカカに敬意を表す。彼のおかげで、僕はよりスペースをもらえるだろう」。もくろみ通り、ロビーニョは後半にも加点。マークを引きつけたカカの存在が、圧勝へと導いた。
失った居場所は、自分で取り戻すしかなかった。左ひざの故障もあり、代表招集は昨年11月のウルグアイ戦以来。スターの特別扱いを嫌うドゥンガ監督らしい判断は、カカに定位置奪回という目標を与えた。「戻って来られた喜びは大きい。この気持ちをピッチで表現したい」。存在価値を証明するのに、わずか6分しか必要としなかった。
一時は予選自動突破圏外の5位まで落ちたチームは、パラグアイに次ぐ2位に浮上した。役者がそろったブラジルは、一気に上昇気流に乗りそうだ。
[2008年10月14日8時54分 紙面から]
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