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コンセプト度外視!FW平山は攻めろ

ベネズエラ戦を前に、シュート練習を繰り返す平山(撮影・鹿野芳博)
ベネズエラ戦を前に、シュート練習を繰り返す平山(撮影・鹿野芳博)

 岡田武史監督(53)が、期待の大型FW平山相太(24=東京)に「特命」を出した。2日の国際親善試合ベネズエラ戦(九石ドーム)に向けた1日の会見で、同監督は「いいところでどれだけのプレーをするかだ」と、攻撃限定の親心を見せた。東アジア選手権(6~14日)でも平山を試したいだけに、チームコンセプトに縛られないよう、異例とも言える配慮を見せ、期待の逸材を試練の4連戦へ送り出す。

 岡田監督が、初めてチームコンセプトを度外視した指令を出した。途中出場が濃厚な平山への期待を聞かれ本音が出た。

 岡田監督 チームコンセプトと私も言っていますが、何も特別なことじゃない。大切なのは(平山が)DFで活躍しても意味がない。いいところでどれだけのプレーをするか。(チームの決まり事としての)最低限のプレーはあるが、チーム、試合の中で自分の良さを出してくれるかにかかっている。

 07年12月から岡田監督はチームコンセプトを強調し続けてきた。攻守の切り替え、サポートの速さ、連動性。特にFWには前線からの守備を義務づけ練習中に「バック!」「戻れ」「休むな」と叫び続けてきた。それが、高さのある平山にはチームコンセプトのしばりを解いてまで、長所を出すことを求めた。平山もそういう思いを感じ取っていた。

 平山 自信はそんなにないですけど…。自信がどうかよりも、全力でやっていきたい。(3得点したイエメン戦の)アウェーとは環境も状況も違うけど、どの試合も持ち味を出してやりたい。

 指宿合宿で岡田監督は、平山の動きに「どこで顔を出すとか、タイミングとか、まだこのチームで分かっていないところがある」と指摘し、ポジショニングを直接指導した。それでも、紅白戦、鹿屋体大との練習試合では、運動量や連動性に課題が残った。

 実質的な初招集となる親善試合で、結果を出しやすいよう、攻撃に特化した指令を出した。打点の高いヘディングシュートは強力な武器。また、足もとにも技術がありポストプレーの可能性も広がる。国内主力組による今年初戦。サバイバルを勝ち抜くため、岡田監督はあえて平山にフォローの風を送った。【井上真】

 [2010年2月2日8時39分 紙面から]


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