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遠藤、アジアMVP奪われた「恨み」晴らす

攻撃練習でGKをかわしてシュートを決める遠藤(撮影・栗山尚久)
攻撃練習でGKをかわしてシュートを決める遠藤(撮影・栗山尚久)

 日本代表MF遠藤保仁(29)が、ウズベキスタンの司令塔MFジェパロフを止める。「左足にいいものを持っている。ジェパロフを絶対にフリーにしちゃいけない。僕が厳しいプレスをしかける」。特別な感情を込めるように言った。

 ジェパロフは非常に危険な選手だ。左足から鋭いパスを連発するだけでなく、DFの裏を狙って自ら走り込みゴールを襲う。ラストパスを出し、シュート力も備える。変幻自在にポジションを変え、相手のマークを混乱させる。

 遠藤がジェパロフを強く意識するにはもう1つの理由がある。昨年11月、2人はAFC(アジアサッカー連盟)の年間最優秀選手賞を中沢、セバスチャン(カタール)らと争った。下馬評ではアジア・チャンピオンズリーグ王者G大阪の遠藤が圧倒的有利だった。結果発表の前に、各国サッカー協会関係者が遠藤に「君の受賞は間違いない。すばらしいシーズンだった。おめでとう」と祝福、握手していたほどだ。

 それがふたを開けて見ればMVPはジェパロフに。最優秀ナショナルチーム賞を獲得した岡田監督は顔を赤くして「なぜジェパロフなんだ」と怒気をはらんだ声を上げ、最優秀監督賞の西野監督は「おれじゃなく、遠藤がもらうべきだ」と声を震わせた。

 実は、フェアプレー賞など日本が賞を多くを獲得。「日本びいき」と誤解されないよう、遠藤の受賞にマイナスの影響があったとの指摘もあった。当時、遠藤は表情を変えずに「こんなもんでしょう。別に落ち込んでないですよ」と、ひと回り小さい優秀選手賞のトロフィーを抱えていた。

 今回は、そのジェパロフに一矢報いるチャンスでもある。敵の司令塔から自由を奪うこと。それが日本のW杯出場を決定づけ、遠藤の真価を証明することになる。

 [2009年6月5日7時48分 紙面から]


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