南アフリカW杯
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豪州当確！日本一番乗り見えた／Ｗ杯予選

: ウズベキスタンに快勝し喜び合う豪州イレブン（ＡＰ）

＜Ｗ杯アジア最終予選：オーストラリア２－０ウズベキスタン＞◇１日◇Ａ組◇オーストラリア・シドニー

　日本の「Ｗ杯一番乗り」が見えた。アジア最終予選Ａ組は１日、２試合が行われ、ホームにウズベキスタンを迎えたオーストラリアは２－０で快勝。バーレーンがカタールに勝ったためにＷ杯出場決定は持ち越したが、勝ち点を１３と伸ばして２位以内を確実にした。日本は６月６日のウズベキスタン戦に勝てば今予選世界最速でＷ杯出場が決定する。

　日本の２大会連続Ｗ杯一番乗りが見えた。オーストラリアは強さを見せつけてウズベキスタンを一蹴したが、バーレーンがカタールに勝ったためにＷ杯出場決定は６月６日の次戦まで持ち越し。同日はウズベキスタン－日本の方がキックオフは早いとみられ、Ｗ杯出場まで勝ち点３と迫っている日本が先に出場を決める可能性が高くなった。

　この日ウズベキスタンが敗れたのは、日本にとっては好都合でもある。勝ち点４止まりで３位争いも厳しくなった相手は、ホームの大声援に乗って勝ち点３を狙って積極的に攻めてくる可能性は大。ホーム戦では堅守に苦しめられた日本だが、相手が出てきてくれればカウンターのチャンスも生まれる。スピードある前線が生きてくる。南アフリカ大会開幕は来年６月１１日、１年以上も前に４大会連続の出場が決まる。

　もちろん、日本が目指すのはさらに上。世界の４強だ。この日、ホームで強さを見せつけたピム監督は「きょうはぐっすり眠れる」とＷ杯出場を確実にして満足そうだったが、狙うのはホームで日本を破っての１位突破。オーストラリア－日本戦は６月１７日。「その時には、両国とも予選突破は決まっているよ」。ＦＷキューウェルの気持ちは、すでに南アフリカに飛んでいた。

　［2009年4月2日7時57分　紙面から］