13指揮官に仕えた稲本すぐに岡田流理解
MF稲本が“潤応力”で、W杯予選突破を目指す。岡田体制で初合流の稲本は「監督に合わせて、監督のやりたいサッカーを理解したい」と決意。これまで所属した7クラブでは13人の監督の下でプレーし、A代表でもトルシエ、ジーコ、オシムに続き、岡田監督が4人目となる。豊富な経験を生かし、岡田ジャパンに即座に順応する。
現地での初練習を終えると、稲本と岡田監督が話し合いを始めた。1分ほどだった。短い時間でも、同監督が自分を必要としていることを理解した。
稲本 僕は今まで、いろんなチームでやってきていますから、すぐに(監督に)合わせることができる。そういう経験を生かして、監督のやりたいサッカーをすぐに理解したい。
オシム体制の昨年9月11日スイス戦以来、1年ぶりの代表だ。ドイツでは知人からDVDを取り寄せ、アジア3次予選の数試合を見ており「しっかりと全員守備をしている印象」。4大会連続のW杯出場へ、最終予選初戦の重要性も分かっている。3月26日バーレーン戦は、招集されながら右太もも肉離れで辞退した経緯もある。「気持ちで負けてはいけない。ミスのない、集中した戦いをしたい」と気持ちを高めていた。
[2008年9月4日7時45分 紙面から]
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