南ア最大のタウンシップ「ソウェト」

2009年12月24日

ソウェト

　ヨハネスブルグから２５キロ南西に、南アフリカ最大のタウンシップ（旧黒人居住区）、ソウェトがある。現在も約２００万人が暮らしており、近代的な大型住宅からトタン屋根の小屋までさまざまな住宅が立ち並んでいる。日帰りのツアーなどで、そうした人々の生活を垣間見ることができます。

　行く前は少し怖い気もしますが、ちゃんとしたドライバーに案内してもらえれば安全です。

　ソウェトツアーの見どころとして、オーランドウエストにあるフィラカジストリートにある２つの博物館があります。ネルソン・マンデラ博物館は、マンデラ氏の寝室や、前妻であるウイニー・マンデラさんとこの家で暮していた５０年代当時、まさに使用していた家具なども見ることができます。この博物館から少し離れた場所に、ヘクター･ピータンソン博物館があります。７６年に起きた学生らの反人種差別デモで、警官の発砲により最初の犠牲者となった１３歳の少年ヘクター･ピータンソンを追悼するものです。ソウェトでは、こういったアパルトヘイト（人種隔離政策）に対する闘争の歴史に触れられます。

　また、ソウェトの現在進行形の日常を見るには、レストランで食事をするのがおすすめです。アフリカの伝統料理を楽しみ、シェベーンと呼ばれる居酒屋で、南アフリカのビールを飲むことができます。南アの人々による陽気なもてなしに触れることができるでしょう。